鶴脚山・馬頭刈山ハイキングの報告

春霞の中、歩きを楽しみそばも堪能、温泉にも入りました!

 

 4月6日(金)鶴脚山、馬頭刈山ハイキングは天気に恵まれ無事に終了しました。参加されたみなさん、ありがとうございました。第一回目のお好みハイキングが無事に実施できてうれしいです。

 

 つい3日程前まで天気予報は「くもりのち雨」だった。まあ、実施できるかなという天気だったが、できれば気持ちのいい晴天の下で実施したかった。ところが低気圧と前線が通過して全国的に雨の日になんと東京付近だけ晴れマークが出た!ラッキー!だった。参加者のみなさんに実施しますとよろこんでメールを送った。

アケボノスミレ



イワウチワ

 4月6日、スタッフ集合時間8:43よりさらに早い時間に行くと(8:23頃)、すでに集合された方がいた。バス停は8:22発の数馬行き、それから8:30頃発の藤尾行きのバスを待つお客さんで結構混んでいた。時間があったのでセブンイレブンでコーヒーを買ってきた。

 

 8:43の電車が着くと残りの参加者も全員揃った。今回は名札も作ってないし、集金も必要ない。コース図だけを資料として配布した。全12名、スタッフ2名で9:00発の数馬行きに乗った。和田向バス停ではお客さんと一緒に「玄庵」の明かりを確認、ご主人がちゃんと蕎麦を打っていて、スタンバイしているのを確認して安心した。

 

 9:30にやすらぎの里で下車。すぐに茅倉(かやくら)に向かう。緩やかな登り斜面に適当な空き地を見つけて開校式、安全注意を呼び掛け、各自体操。出発前に早速、空き地で植物観察が始まった。



 車道終点近くの最後の民家横で服装調整を行った。天気が良くなったのですでに汗ばんでいる。先週の下見ではヒキガエルがわれもの顔にかっぽしていた場所だ。この日は全く姿を見せなかった。

 

 リーダーを先頭に山道を歩き始めた。かなり急な道だが、20分程度で緩やかになるとみなさんに伝えた。サポートスタッフがラストを歩く。さすがに14人のパーティは長い。したがって、植物等の解説はもっぱら休憩時になったのだが、2班構成でもいいかなと感じた。

 

 ゆっくり目に歩いて稜線に至る。積極的に水を飲んでいただく。サポートスタッフ飴を配ってくれた。少し傾斜が緩くなって、また少し急になる。クロモジの花を探しながら歩く。もう少しで馬頭刈尾根に着くというときに女性が一人足がつりそうだという。リーダーが残り全員を率いて稜線に出て全員に休憩していただき対応はサポートスタッフに任せた。そして引き返すとつりそうなご本人は自分でケイレン対応の薬を飲んで対応した。足はつらずに済んだ。

キアゲハ



 

 稜線で休憩して鶴脚山に向かう。ものの5分程度で鶴脚山到着。やはりこの日も花粉のせいなのだろう、周囲の山は少し霞んでいた。サポートスタッフに馬頭刈山までの班長をまかせ、リーダーは先に馬頭刈山に向かった。先着してコーヒーの準備をするのだ。この日は大変風が強かったので、リーダーは山名標識の裏にバーナーを置いて、コッヘルでお湯をわかし、ドリップ式でコーヒーを淹れた。淹れたはいいが実は人数が多くて、大変だった。

 

 コーヒーができる少し前にサポートスタッフに率いられた一行が到着。みなさんに少しずつだがコーヒーを配り用意した茶菓子も出した。馬頭刈山では25分休んだ。大岳山が霞んでいた。キアゲハが飛んでいた。

 

 

 下りは1時間と少しで和田向バス停に着く。足をとられて転ばないように注意する。リーダーにとっては快適な下りなのだが、それでも急な下りだといわれる方もいて、山道の選択は難しいと思わせられた。まあ、そんなことを言い始めると高尾山の1号路も急なのだが。

 

 下った泉沢(いずさわ)コースが先日までは「詳細地図」には載っていなかったのだが、最新版には載っている。ある参加者とはそんな会話もあった。車道に飛び出す寸前、ニリンソウの大群落、ヤマエンゴサクが目を楽しませてくれた。車道に出ると、ヤマザクラ、アブラチャン、ミツバツツジ、レンギョウなどが美しい。ゆっくりと和田向バス停に向かった。



 予定より少し遅く13:30頃にそば処「玄庵」に入った入った順番にセイロを注文した。14:01和田向発のバスに乗る予定だったが、時間が短く忙しいので可能な方は14:32のバスで武蔵五日市駅に向かうことにした。玄庵のご主人がサービスで「のらぼう」のおひたしを出して下さった。

 

 あわただしくそばを食べて、結局、8人が14:01のバスで武蔵五日市に向かったが、内2名は十里木で下車して瀬音の湯に向かった。われわれはゆっくり食べて、バス停前の地元物産店を冷やかして14:32のバスに乗った。そばは好評だった。

 

 玄庵は二八蕎麦だが厳密にいうと、そば粉86:小麦粉14のそばで限りなく十割そばの味に近い。ときどき「ねんねんぼう」(おやまぼくち)でつないだ蕎麦を打っている。それが実は売り物なのだが。

 14:32のバスに乗り、10分ほどで下車。十里木バス停から雰囲気のある吊り橋(曳き舟橋)を渡って瀬音の湯に向かう。温泉に入って、いつものように露天風呂でくつろいだが、この日はすいていた。早くビールが飲みたいと外に出ると先行して温泉に向かった2人のお客さんとバッタリあった。それで、全員で外のテーブルでビールを飲んだりアイスを食べたりと・・。

 

 結局、残った8人で15:38のバスに乗った。バスに揺られてビールの酔いもあり、軽い疲れもあって、ウトウトしてしまった。春霞の中を楽しいハイキングができた。

 

 参加して下さったみなさんありがとう。サポートしてくれたにこにこハイキングの方々ありがとう。

 

 参加者:12名

報告:稲葉 力(文章)、廣川妙子(写真)

スタッフ:稲葉 力、廣川妙子