北都留三山の盟主、権現山に登り、びりゅう館でそばを食べたハイキング

2018年5月24日、27日に実施

 権現山、坪山を比較すると坪山の方が圧倒的に人気がある。4月~6月の花の季節には坪山は団体で賑わうのだ。それに比べて権現山はちょっと寂しい。これは花もさることながら、交通の便、トイレの便が悪いことによるだろうと思う。

 

 坪山を学校前に下りると「羽置の里びりゅう館」があって、トイレも食堂も土産物もある。ここは4月から11月まで営業しているのだが、決定的にバスの便が悪いのだ。僕は権現山には2度ほど行ったのだが、上に書いた理由でびりゅう館には寄ったことがなかったのだ。

山頂の集合写真(5月27日、山頂ノンビリ班)

 ハクウンボクになぐさめられて歩いた後はちょっと苦しい登りだ。いつもはにこにこハイキングでは30分歩いて5分休むのだが、気温も上がっているし、山頂の下では15分歩いて5分のペースとした。そのペース配分もあってみなさん無事に山頂に到達できた。

 

 5月24日は先に書いたバス便の都合もあって、山頂でのんびり過ごした。それから神社を通過して雨降山に向かう。雨降山というよりは、電波塔だと思う。30分ほど快適な山道を歩く。すると前方に電波塔が見えてくる。

オダマキとオダマキの果実、花は下向き、果実は上向きだ。

 先にも書いたが、バス停に下りたはいいが、24日は下でやることがないのだ。それでみなさんにビールでも持参してはと書いておいたが、それはそれでトイレに困るのだった。しかし、それでも飲む方は飲む。僕が持参したビールを誰かさんと飲んだが、ちゃんと持参された方もいた。

 

 27日は、初戸バス停まで順調に下り、少し待ってバスに乗ろうとしたら、運転手さんが「反対方向じゃないですか」と心配して下さった。びりゅう館にバスで行く物好きなどいないのだった。僕らは物好きで学校まで下車してびりゅう館へ。念願の手打そばを食べたのだった。山越えして苦労してバスで来たのだ。

びりゅう館のそば打ち場、そば打ち教室もやっているようだ。そばがなくなったら打っていた。

権現山山頂の写真

 5月24日は平日で、山頂から順調に下ると、タイミング的にびりゅう館に向かうバス便がない。それで申し込みは12名いたのだが、キャンセルが4名で、結局参加者8名、スタッフ2名で実施した。大月駅で8:10のバスに乗り、いい加減飽きた頃に「浅川バス停」に着く。大月駅からずっと上野原駅までトイレがないのだ。開校式をやり出発する。樹木を観察しながら歩くのだが、今年はキアシドクガが爆発的に繁殖しており、ミズキを見ながら歩いたりした。

 

 浅川峠まで小一時間到着する。ここでも休憩する。ここから権現山の麓まではなだらかな山道で、ハクウインボクの花が美しかった。山道にこれでもかというほど落下していた。

浅川峠から30分ほどは、さながらハクウンボク街道だった。まったく見事なハクウンボクだった。

 5月27日には、順調に下ると「びりゅう館」に行くバスに間に合うので、「ノンビリ班」と「そば班」に分けた。電波塔に奥には絶好の富士山ポイントがある。そこでのんびり弁当を食べたのだ。さらに奥に行くと、これまた絶好のお花つみポイントがあって、そこで用を足していただいた。27日の「そば班」は少し休憩してすぐに初戸(はど)バス停に下った。

 

 24日、電波塔でゆっくりして下り始めたが、徐々に雲行きが怪しくなってきた。初戸バス停まであと10分という場所で雷が鳴って雨が降り始めた、スワとばなりに雨具を着用した。そしてバス停、近くの民家に交渉して軒下を貸していただいたのだが、その瞬間に雨は上がってしまった。

初戸バス停近くの沢、こんなにきれいな沢なのだ。

 27日に、そばを食べてバスに乗ろうとしたら、かなりの方が待っている。みなさん坪山から来たのだ。だから坪山は人気があるのだ。そして、僕らは初戸で「のんびり組」が乗れるか座れるかと心配したのだが、なんと最後のシートに全員座れてみなさんで拍手した。めでたしめでたしのハイキングだった。

 

5月24日参加者8名、27日参加者10名

スタッフ:稲葉(幹事)、久保

報告:稲葉