クモキリソウに会いたい! 浅間嶺ハイキング

2018年6月14日、17日に実施

 梅雨の合間を縫い、14日は木漏れ日降り注ぐ爽やかな、17日は白靄漂う涼やかな、大汗をかくことの無いハイキング日和となりました。

 過去4年間の中で、最も多くの地点で最盛期の美しいクモキリソウに多数出会え、ジガバチソウを発見した班もありました。ヤマオダマキは、沢山の蕾を揺らし、全てが薄黄色のキバナノヤマオダマキにも出会えました。

イチヤクソウは例年以上に豊作、まるでシャンデリアのような固体がありました。

  イチヤクソウは、やや個体数が減ったものの、「生け花みたい…」との感想が漏れた程の美しい大株に出会えました。小さなウメガサソウは、お客様が見つけて下さり、感激でした。にこにこハイキングのお客様は素晴らしい観察眼をお持ちの方多く、いつも助けられております。

山頂付近のヨツバヒヨドリ、ヨツバヒヨドリの天下ですね。

 全員怪我無く無事予定通りに払沢の滝入口バス停に到着、向かいの豆腐店で豆乳ソフトクリーム等を楽しまれたりお土産を買われたり、笑顔で家路につかれました。
 なお、解散後にご希望の方々で蕎麦処にてちょっと一息、店主ご夫妻のおもてなしと美味しい肴・蕎麦を囲み一層の親睦を深めました。

 参加者: 39名(両日合計)
 スタッフ: 稲葉、槙田、久保、廣川(幹事・報告)

武蔵五日市の「魚鶴」で打ち上げ、ここの蕎麦は美味しい!

定番、クモキリソウに今年も会えました!

 ギンリョウソウと言えば、楚々として俯く立ち姿、下からそっと青い瞳を覗き込むものとばかり…それが昨日は上を向いて直立しているもの多数で驚きでした。それも、未だ芽生えて咲き始めたばかりの個体が上向きなのです。浅間嶺のギンリョウソウは、積極的な性格に変わったのでしょうか?

最近、減り気味のギンリョウソウですが、少しだけありました。

 マタタビは、雄株の雄花、雌株の雌花・両性花の3種の花を見ることが出来、葉の白変絡みの話と共に楽しんで頂けました。ギンバイソウは未だ蕾でしたが、来月の大岳山ハイクでの開花をご覧になりたいとの期待を高めてくださいました。

 地味な色合いの花が続いた後、コマツナギの可愛いピンク、ウツボグサの紫色、民家のアジサイの青色が目に鮮やかでした。そして山にお別れの頃、石垣一面のユキノシタの群生が風に揺らめき、一斉に「おつかれさま~」と、手を振ってくれているようで心に沁みました。

檜原小学校が眼下に見える、それを目指して払沢の滝入口バス停に、とうふアイスを食べたくて下る。