雨に降られて高水三山縦走に変更した、高水二山~棒ノ折山ハイキング

 この頃の天気予報は余程難しいと見えて、一日の内でもコロコロと変わる。 結局当日の天気予報も雨上がりが3時間ずれ込み、スタート時には上がっている筈の雨が、お昼までしょぼしょぼと降り続くこととなった。 それでも流石、中級コース参加者の皆さんは慣れたもので、サッと上下の雨具にスパッツ装着で待機してくださり、本当に有難い。

今年初めてのラショウモンカズラだった。

 段々と晴れゆく気配に思いを残しつつ、午前中の雨中歩行の疲労度を考え、棒ノ折山登頂の予定を高水三山の残りの一つ惣岳山へと周り、高水三山縦走に変更決定し、ヤマツツジに見送られて出発。惣岳山(756m)山頂は木々に囲まれ展望はなく、青渭神社の奥ノ院が祀られている。奥多摩三山に連なる山域にも同じ名前の惣岳山があるが、周囲の山の内の惣領の山と言う意味とか。注連縄を張られていたご神木は、靄の中で一層神秘的。

 

 

天気も晴れてきて沢乃井園で乾杯!

こんなきれいなクワガタソウの花が見られるのも珍しいか。

 今年は何でも開花が2週間ほど早く、梅雨時に咲く下向きの花たちも既に咲き始めていた。色とりどりの雨装備の皆さん、しっかりとした足取りで進まれる。急登もなんのそのの健脚ぞろいで頼もしい。岩茸石山(793m)山頂、ガス上がり晴れゆく山並みの荘厳さに心打たれ、「山の神様は必ずご褒美をくださる・・・」との言葉に静かに頷く方々。下見の時とは違う山の表情に一期一会の感動を思う。

ウツギがきれいだった。

 此処から上が奥ノ院のご神域となっている。山の神様やご神木に手を合わせたお蔭か、木漏れ日が差し込み始め、心も足取りも軽くなる。真っ青な空の下御岳渓谷遊歩道を歩く。川の音、鳥の鳴き声、雨に洗われ輝く緑、最後は渓谷沿いにある酒造の園内でビールや地酒で乾杯! お疲れ様でした。 また棒ノ折山、リベンジしましょう!!

 

参加者:11名

幹事:稲葉

スタッフ:廣川(報告)