ハナネコノメもコチャルメルソウもニリンソウにも会えた、小仏城山ハイキング

 

 3月9日は小仏城山スプリングエフェメラルに会うハイキングの実施日でした。その一週間前から曇りマークで2~3日前からは雨の予報。残念ながら中止と決定。申し込まれていた参加者30名のみなさんに中止の連絡をしたのですが、スタッフにとっても誠に残念で、一週間後の15日(木)に延期することにしました。すぐに参加する予定だったみなさんに連絡して16名のみなさんが参加されることになりました。

 

 期待して迎えた15日(木)は朝から天気で初夏を思わせる陽気でした。風邪、所用などで3名の方が欠席でしたが、13名+スタッフ3名で無事に実施することができました。高尾駅北口8時12分発のバスに乗りましたが、天気もいいのでバスは当然増発が出て、それでも超満員でした。

 

 日影バス停で下車してカツラ広場で開校式、2班に分かれて8時40分に出発。ハナネコノメの観察ポイントは昨年10月頃に大きく崩落しており場所が狭いので、1班はキャンプ場に向けて出発しました。3月2日の下見時には赤い葯はほとんど見えなかったハナネコノメは満開、まだ朝の早い、アズマイチゲ、キクザキイチゲは花を開いていませんでしたが、帰りに寄ると大きく咲いていました。小仏川の土手では、ニリンソウも咲いていました。

 

 キャンプ場まではユリワサビなどを観察しながら歩き、キャンプ場でトイレ。それから先は、ハナワラビ、ヨゴレネコノメなどを見ながら歩きました。コチャルメルソウのポイントでも他に人がいなくて存分に観察できました。郵便道入口では、休憩しながらコクサギのツートンカラーの冬芽の観察、アブラチャンのバンザイも観察しました。参加された女性たちがお菓子、飴などを提供していただきました。

 

 初夏を思わせる陽気に汗をかきながら少し急な道を歩き、萩原作業道まで。目の前に広がる皆伐状態にみなさん驚きの声を上げていました。ここからゲートまではもう少し。そして舗装された林道となります。ニワトコのブロッコリーを眺めたり、班長のキブリの雌雄の話を聞いたりしながら、一丁平方面、高尾方面の景色も楽しみました。予定より早く、先頭の班は11時15分に山頂の到着。11時45分まで休憩しました。残念ながら富士山は春霞の影響で霞んでました。

 

 集合写真を撮って先頭の班は11時45分に出発。いつもは滑り易い道を班長に注意されながら下りましたが、晴れの日が続いて誰もスリップすることなく下りました。ダンコウバイのはかない黄色い花に感激し、初めて見たオニシバリの花に感動しました。バテル方もなく転ぶ方もなく予定より早く下山した先頭の班は、ゆっくりとアズマイイチゲ、キクザキイチゲ、ニリンソウ、ハナネコノメを観察できました。

 

 14時13分の日影バス停発のバスに乗る予定でしたが、時間が早かったのでバス会社のアドバイスに従い、梅林バス停まで歩くと、何と続々ハイカーが下ってきますが、バスを待つのをあきらめて梅を見ながら歩いているようです。バス停にはすでに30人以上の方が並んでいました。われわれが並んですぐにバスが来ましたが、ぎゅうぎゅう詰めでやっと乗れました。そして日影バス停では誰も乗ることができませんでした。14時10分頃に高尾駅に到着して、解散。気持ちのいい一日でしたが、バスの中では疲れました。

 

ハナネコノメ(葯が赤い)

アズマイチゲ


ニリンソウ