2018年1月「蛇滝コース:駒木野~蛇滝~4号路」下見

高尾駅から小仏行きバスに乗り、駒木野下車。関所跡の公園では山茱萸の蕾が膨らみ、富貴草に蕾と白い実が着いている。小仏川遊歩道は冬枯れの状態で、蛇滝への参道は冬苺の赤い実、汚れ猫の目、花猫の目がじっと春を待っている。もみじ台北側の斜面には氷の花「シモバシラ」が咲いている。高尾山頂は年末で人は少ない。薬王院で大葉菩提樹の苞付きの種子を拾い、四天王門の向かいの蔦漆の実を観察する。一号路では立浪草の花が寒さに震えている。

上段:フッキソウの白い実と蕾、ウスタビガの繭、フユイチゴの実、下段:マンリョウの赤い実、白い実、凍えるタツナミソウの花 

もこもこした形のシモバシラ
もこもこした形のシモバシラ
薄いひだが重なったシモバシラ
薄いひだが重なったシモバシラ

今月の花「氷の花シモバシラ」

高尾山の12月の風物詩は「ダイヤモンド富士」と「氷の花シモバシラ」。

どちらも見られる場所は決まっているが、お天気まかせで、見られないことが多い。「ダイヤモンド富士」は冬至前後の数日、日没時にしか見られないが、「氷の花シモバシラ」は12月半ばから1月初めごろまで見ることが出来る。今年は冷え込みが厳しので、12月に4回登ったうち2回(12/18、12/27)観察できた。

上段:左、中、カシワバハグマに咲いた氷の花〔稲荷山コース入口:12/18〕、右:シモバシラに咲いた氷の花〔5号路:12/18〕

下段:蝶型のシモバシラ、小さい花と大きな花、片側に伸びた花〔もみじ台北:12/27〕            〔制作20171230〕